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2024年5月13日

つくばフォーラム2024の見どころ(NTT AS研究所/海老根崇所長)


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将来のアクセスネットワークのためにさまざまな技術を連携

NTTアクセスサービスシステム研究所(AS研)の海老根崇所長は、「23年3月にAPN IOWN 1.0サービスが開始された。NTTグループは、IOWNの実用化に向け、研究開発を加速していく」とした上で、つくばフォーラムについては、「IOWNの『構想から実現へ』をより一層ご理解いただけるよう、アクセス分野の研究開発の最新の成果をお見せする」と語っている。同展の開催に先駆け、将来のアクセスネットワークの実現に向けた研究所の取り組みと、その成果である研究所展示について解説していただいた。(取材協力・「OPTCOM」編集部)


電線業界の農業参入への試み

矢崎ES「未利用エネルギーでイチゴ栽培」

日本の農業には、高齢化による担い手不足、耕作放棄・荒廃農地の増加、TPP協定による価格競争といった課題がある。特に農業従事者数については65歳以上が70%を占め、ここ10年で69万人減少している(農林水産省調べ)。IoTやAIなどを取り入れたスマート農業の導入が叫ばれるが、コストや高齢者の技術習得の難しさといった課題もある。農業事業への参入が増えている電線業界の取り組みや、比較的導入しやすい製品を紹介する。


住友電工24年3月期通期連結業績

10%増収、営業益28%増で過去最高収益を更新

住友電工の24年3月期通期連結業績は、売上高4兆4千28億1千400万円(前年度比9.9%増)、営業利益2千266億1千800万円(同27.7%増)、経常利益2千153億4千100万円(同24.2%増)、当期純利益1千497億2千300万円(同17.0%増)で増収増益となった。


財務省調べ、通関実績

2月輸出1.4万d77%増、サウジ・UAEで電力用が大幅増

財務省がまとめた輸出入通関実績(輸入1月分、輸出2月分)によると、1月分の輸入合計は3万9千160d(前年同月比7.5%増)で13カ月連続増となった。1月分輸出と比較すると、3万3千97dの輸入超過となった。また、2月分の輸出合計は1万4千46d(同77.1%増)でプラスに転じた。


ワイヤーショー2024開催「ユニテック・ジャパンの出展製品」

中間ダイス搭載のUNITEK社クロスヘッドなど

4月15〜19日の5日間、世界最大規模の電線・ケーブルの展示会「独・ワイヤーショー」(wire2024、主催:メッセ・デュッセルドルフ)が、ドイツのデュッセルドルフ見本市会場で開催された。出展社1千500社、出展カ国60カ国、展示面積6万7千400uと、ここ40年間で最大規模となった。電線や光ファイバ製造設備向けに、加工用機械、ばね製造技術、最終製品などが展示され、日本の電線業界からも出展社が見受けられた。中でもユニテック・ジャパンが取り扱うメーカーからは8社が出展。ここでは同社が注力する4社の出展製品を紹介する。


フジクラ、新型圧力センサの量産開始

小型で幅広い温度範囲と信頼度の高い圧力精度

フジクラは5月から、小型圧力センサ「AT7シリーズ」の量産を開始する。同製品は、世界最小クラスの4mm×4mmサイズのゲージ圧センサ。オリジナル形状の内折れリードを採用したことで、同社従来品で最小だった「AGシリーズ」と比べて、基板上の実装占有面積を72%削減した。質量は約0.07g(リードピン除く)となっている。

詳細は記事提供先(技術動画サイトExpoX)へ


古河電工、ポリエチレンフォームを新開発

アウトガス・臭気を低減

同開発品は、従来の有機系材料を使用した発泡体と比較して、発泡後のアウトガス(揮発ガス)や臭気の発生を大幅に抑制する。さらに、腐食性物質もほぼ発生しないため、医療や化粧品、半導体など、製品に含まれる添加物や臭気に配慮が必要な分野における梱包・緩衝材用途への応用が期待される。

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