2030年度のCO2排出量を13年度比で37%削減
6月の臨時幹事会で日本電線工業会の会長に就任した森平英也氏(古河電工代表取締役社長)が本紙のインタビューに応じた。「会員各社が持続的に利益を上げ、社会に貢献する業務を継続できるように環境整備を行う」と就任の抱負を語った。24年度の重点活動テーマとして、@環境問題への対応、A中小中堅企業のの経営基盤強化支援、B商慣習の改善、C海外情勢および技術動向の把握、の4つを掲げた。中でも商慣習の改善については、「時代の変化に合っていないという状況がある。会員社の事業を持続可能にするためににも改善が必要だ」とした。下期に懸念される電線ケーブル不足への対策としては、「需要予測を早め、発注の平常化などを需要家側に伝えてご協力いただく。供給の安定化に向けて、サプライチェーン全体で連携して取り組む」と語った。
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