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2024年9月9日

関東の落雷が1.6倍で各社が雷害対策を推進


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企業の設備や人命への被害を防ぐ

異常気象となった今年の猛暑の原因は海面水温の上昇が原因とされ、7〜8月の落雷は8万7千回で過去平均の4万3千回を大きく上回った。電線業界では、落雷抑制システムズやサンコーシヤが、製造設備や電子・通信機器への被害を防ぐため、さまざまな雷害対策品を提案している。また、サンコーシヤのグループであるフランクリン・ジャパンは、企業の人的リソースである人命を守るための落雷対策を呼び掛けている。


「新社長に聞く」古河電工産業電線 徳田繁社長

らくらくアルミケーブル25年度25億円目標

今年の4月に古河電工産業電線の代表取締役社長に就任した徳田繁氏は、就任の抱負について、「高いレベルで顧客のニーズに応えることによって、社会課題の解決に貢献する」と語った。同社の特長については「産業電線のスペシャリストとして社会インフラを支える豊富な製品を持っている」とし、25年10月のメタル事業再編、30年の「古河電工グループビジョン2030」に向けて、主力のらくらくアルミケーブルの売上増と市場拡大を目指す。


日立レール 英で新型バッテリー車両の試験走行

排出ガス最大30%削減

日立製作所の子会社である日立レールは8月29日、英国の鉄道事業者であるトランスペナイン・エクスプレスおよび鉄道車両を保有するエンジェル・トレインズと共同で、新型バッテリーを搭載したインターシティ車両の試験走行を開始したと発表した。試験走行は、ヨーク〜マンチェスター空港間、リーズ〜リバプール間の路線で、8週間にわたって行われる。


トップインタビュー 聖製作所 新田豊 社長

国産初の押出形成機を開発

1949年に国産初のPVCPVC押出機(国産第1号機)を開発して以降、ナイロン押出形成機やテフロン押出形成機など、さまざまな種類のプラスチック押出成形機の国産第1号機を製作してきた聖製作所。昨年、創業80周年を迎えた同社は、現在でも幅広い業界へ押出成形機を提供している。同社の新田豊代表取締役社長が本紙のインタビューに応じ、会社の成り立ち・歴史や、会社経営で大切にしていること、今後の展望を語った。


NTT データセンター間接続を低コスト化

最適な組み合わせでコストや消費電力を削減

NTTは4日、IP Infusionら8社と共同で、各社が持つ技術や製品を組み合わせて、「IOWNネットワークソリューション(400G)」を提供する体制を整えたと発表した。このソリューションは、400Gbpsに対応した長距離伝送可能なスイッチ/ルーター。NTTのIOWN技術と米国の先端ソフトウェア企業IP Infusionの技術などを組み合わせることで、高速大容量・低消費電力通信を実現した。


古河電工 「エフレックス」に100%再生PEを使用

製造工場もグリーン化を推進

古河電工は、再生ポリエチレンを100%使用した地中埋設用ケーブル保護管の「角型エフレックス」と「エフレックスS」を開発し、6月から販売を開始した。同社の 「エフレックス」は、ケーブルを地中埋設する際の保護管として使用する波付硬質ポリエチレン管(FEP)。難燃性の高い「難燃エフレックス」、継ぎ手付きで曲げ癖矯正不要の「エフレックスS」、多条配管が容易な角型の「角型エフレックス」など、建設現場のニーズに応じたシリーズを展開している。


サン電子 美観に配慮した地デジアンテナを発売

調整範囲もマイナス60度から90度に拡大

サン電子の地デジ用UHF平面アンテナ「WAVE GATE」(WGシリーズ)は8月1日から発売されている。従来シリーズと大きく異なる点は2つ。デザイン面では腐食の原因である金属部分を減らし、本体を樹脂一体成形とした。表面をマット加工し、反射が抑えられることで、より住宅の美観に配慮している。施工面では背面上部に同社指定のブースタや混合器など関連機器を取り付けられるようになっている。本体背面の両サイド・隙間には、同軸ケーブルを固定することができるため、ケーブルがバタつかず、すっきりと配線することも可能だ。




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