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2024年9月30日

構内物流の自動化が進展


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工場内サービスロボットのニーズが急増

9月10日〜13日の3日間、「国際物流総合展2024」が東京ビッグサイトで開催された。過去最大級の規模となり、自動化により省人化・省力化を実現する製品・ソリューションが一堂に会した。会場では、トラックの荷役に対応した無人(自動運転)フォークリフトや、複数メーカーのロボットを同時に制御するソフトが来場者の注目を浴びていた。工場内のサービスロボットの市場は成長し、電線業界も注目している。


フジクラ「25年中期経営計画達成に向けて」

米国を中心に情報インフラ事業を強化

フジクラは8月20日、江東区木場にある本社でメディア向けの懇談会を行った。懇談会には、岡田直樹CEO・坂野達也CTO・飯島和人CFOの3人が出席した。同社は23年から「2025年中期経営計画」に取り組んでおり、その核心的な事業領域として情報インフラ、情報ストレージ、情報端末の3つを掲げている。懇談会では、海外でSWR/WTCの拡販を目指すなど、各事業の現状などが語られた。


住友電工 保守サービス子会社を合併

製品開発部門と連携した保守サービスを推進

住友電工は、26日開催の取締役会において、来年4月1日を効力発生日として、100%子会社であるブロードネットマックスを吸収合併することを決議した。信・放送サービスが多様化・高度化する中、保守においても高い技術が求められ、AIを活用した故障予知などのニーズも高まっていることから、製品開発部門と連携した保守サービスを実現し、競争力強化を図るべく、住友電工への吸収合併が決定した。


「ネプコンジャパン」「センサ展」 秋の展示会めじろ押し

温湿度や風速を計測にセンサー技術を活用

9月4日〜6日に、アジア最大級のエレクトロ二クス開発・実装展の「第3回ネプコンジャパン秋」(主催:RX Japan)が幕張メッセ(千葉市)で開催された。また、9月20日には、センサーの応用技術に関する専門展「センサエキスポジャパン2024」(主催:産経新聞社)が開催された。ネプコンジャパンではENEOSサンエナジーのエコジュールや日東工業のCABIoT(キャビオット)など熱環境を制御・管理する製品が目立った。一方でセンサ展では、KOAの気流計測システムなどセンサーによる計測で風力や人体の信号を可視化する技術が目立った。


フジクラ コネクタ事業を再編

業務効率化でタイムリーに新製品を市場投入する体制へ

フジクラは、25日開催の取締役会において、来年5月1日を目指して完全子会社である第一電子工業の吸収合併および吸収分割を実施する方針を明らかにした。具体的には、第一電子工業のコネクタ事業のうちの主要な部分をフジクラが吸収合併により承継する。また、コネクタ事業を除く第一電子工業沼津事業所の特殊機器および産業機器の事業については、フジクラの完全子会社であるフジクラエナジーシステムズが吸収分割により承継する。


古河電工 ケーブル保護管SFVPのラインナップを拡充

150タイプとφ200タイプを追加

古河電工と古河樹脂加工は、電力用ケーブル保護管「SFVP」のラインナップにφ150タイプとφ200タイプを追加し、9月26日に発売した。SFVPは、他社の従来の塩ビ管と比較して、重量が約3分の1と軽いことから、小運搬や掘削溝への荷下ろしも人力で行うことができる。


SWCC Cat6Aケーブルに超細径仕様を追加

33%細径化、53%軽量化で輸送時のCO2も削減

SWCCは18日、子会社の冨士電線が、U/UTP仕様の超細径LANパッチコード「slim-patch6A」を発売したと発表した。外径は約4.5mmで、従来品より33%以上細径化した。施工時のケーブル曲げ半径も27mmから18mmへと33%以上小さくなっており、配線時の作業効率を改善できる。また、概算重量は1kmあたり約53%軽量化し、輸送コストの低減と、輸送に伴うCO2排出量削減が期待できる。




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