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2024年10月7日

日本電線工業会 24FY電線需要見通し改訂


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総計62.5万d(0.9%増)で、当初見通しから下方修正

電線工業会がまとめた24年度電線需要見通し改訂は、3月に発表された当初見通しから下方修正され、総計62万5千d(前年度比0.9%増)となった。部門別では、電気機械と自動車がマイナス、建設・電販は横ばい。自動車の認証不正問題や人手不足、さらに円安や銅価格の高止まりなど、国内経済は懸念を織り込んだ見通しとなった。


CIAJ調べ 通信機器出荷

7月の通信機器生産272億で9カ月連続減

情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)がまとめた24年7月分の通信機械の生産・輸出入概況によると、7月分の生産実績は合計271億6千100万円(前年同期比0.5%増)で9カ月ぶりにプラスとなった。また、24年4〜7月の累計は973億3千200万円(同14.0%減)となった。


SWCCが産業用Cat6Aケーブルを発売

ロボット内や機器内の配線に最適

SWCCは9月30日、子会社の冨士電線が、SF/UTP仕様の超細径産業用LANケーブル「HFS-TPCC 6A(S) PATCH-FA」を発売したと発表した。SWCCグループの高速LAN用ケーブルブランド「FLANTEC」のラインナップを増強するもので、Cat6A規格に対応した、超高速の10Gbps伝送が可能となっている。


住友電工 「POWER DEPO H」をスマホと連携

初期費用や月額費用は不要

住友電工は、家庭用蓄電システム「POWER DEPO H」に、家庭の電気の使用状態をスマートフォンから確認できる機能を搭載し、10月上旬から提供開始する。「スマホモニター」と名付けられたこの機能は、各種ブラウザから、家庭の電気の使用状態をいつでもどこでも確認できる。直感的なユーザインタフェースと、分かりやすいグラフ表示で、売買電、充放電、消費、発電などの電力量を時系列で確認でき、現在の状況も一目で把握できる。


三洲電線のHybrid中空圧縮線が技術奨励賞を受賞

次世代の医療機器開発・発展に貢献しうる技術が高評価

9月27・28日にビッグパレットふくしまで開催された「第20回 医療機器設計・製造展示会 メディカルクリエーションふくしま2024」のMCF大賞で、三洲電線のHybrid中空圧縮線が特別賞「技術奨励賞」を受賞した。この製品は、同社が特許を持つ技術「同芯中空圧縮線」と撚り線製造技術を生かし、銅線の中空圧縮線中心部に異素材ワイヤーを通したもの。次世代の医療機器開発・発展に貢献しうる非常に重要な技術だと、審査員から高く評価された。


FAMS 3Dパレタイズシステムを発表

AIが袋の状態を認識

AMSは9月26日、AI機能を搭載した3Dパレタイズシステムを発表した。形が崩れやすい原料粉袋や米袋などの原材料袋の種類、形状、向き、取り順などを3Dカメラで撮影し、AIが認識した情報を基にロボットが最適な順番で袋を移載する。事前にAIが画像認識学習した袋と異なる場合はエラー発報する。


新明和工業 新型自動電線処理機を発売

家電や自動車のワイヤーハーネスを加工

自動電線処理機や薄膜・表面改質関連製品を扱う新明和工業(兵庫県宝塚市)は1日、新型自動電線処理機(両端端子打機)を発売した。両端端子打機「TRD801」は、ワイヤーハーネスに使用される電線の測長・切断、端子圧着などの端末加工を高速で行うことができる。安定稼働および加工品質への信頼性に加えて、同社の従来機と比べて電線加工範囲を拡大し、汎用性を高めた点が特長だ。




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