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2024年10月14日

各社の石化材の値上げが出揃う


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電線メーカーは銅価に加え石化材高騰への対策も急務

電線製造に欠かせない石化材は、かねてより継続的な値上げが行われている。4月から6月にかけて、ポリエチレン樹脂や可塑剤、塩化ビニル樹脂、塩ビコンパウンドなどを扱うメーカー各社から値上げ発表が出揃ったものの、耐熱剤・難燃剤の原料の値上がりや中東情勢の悪化により、今後も値上げが懸念されている。電線メーカーは、乱高下している銅価格だけでなく、石化材高騰への対策も急務だ。


トップインタビュー SFCC 川瀬幸雄社長

9月から茨城工場で一貫生産を開始

SFCCの川瀬幸雄代表取締役社長が本紙のインタビューに応じ、就任から2年間の手応えについて、「製造・販売・管理のそれぞれの部門が一体となり、経営リスクや課題解決に取り組んだことで業績が向上した」と語った。同社は効率化に積極的で、茨城工場に伸線工程を導入し、導体からケーブル製造までの一貫生産体制を整えた。さらに、三重工場にはAGVを導入し、3〜5年後を目処に実用化する予定だ。就任2年目を迎えた川瀬社長に中長期計画や最重要課題などを聞いた。


銅電線 28年度中期需要見通し

28年度合計63万7千d、年率0.6%増

日本電線工業会がまとめた主要7部門別の中期電線需要見通しによると、28年度の出荷合計は63万7千dで、23〜28年度の年平均伸び率は0.6%増。23年度実績比では、7部門中5部門が増加するという見通しとなった。28年度見通しのうち、内需は62万6千d、輸出は1万1千d(同1.7%減)、アルミ電線は23万d(同2.4%増)となっている。


国内光ケーブル需要 24年度見通し改訂

全3部門が当初見通し比で減少

日本電線工業会がまとめた国内光ケーブル需要見通し改訂によると、24年度の総需要は596万kmC(23年度比0.6%増)で微増となる見込み。24年3月に策定した当初見通しから下方修正した。一般民需は増加するものの、他2部門で大きな増加を見込めず、国内需要合計は微増となる見通し。また、28年度中期見通しは658万kmC(同11.1%増)とした。データセンターやDX化関連の需要は続くとみて、3部門中2部門が増加の見込みだ。


フジクラ 俳優の長谷川博己さんらとCM発表会

「つなぐテクノロジー」を若い世代に発信

フジクラは2日、テレビCMの全国放送に先立って「つなげ、新しい世界線。フジクラ新CM発表会」と題したイベントを開催した。岡田直樹社長が登壇し、ゲストに俳優の長谷川博己さん・出口夏希さんが登場した。


ミルウォーキーツール・ジャパンがM18ラインナップを拡充

「M18スタンドライト」と「M18マグネット可変アームアンダーライト」を発売

M18スタンドライトには、自然光に近く照射が均一な同社のTRUEVIEW LEDライトが搭載されている。最大2千800ルーメンの配光性能で、作業スペースを上から照射する。同社が得意とするバッテリー性能により、最大13.5時間連続点灯でき、3つのモードで出力と連続点灯時間を制御可能だ(低モード/5.0Ahバッテリー装着時)。M18マグネット可変アームアンダーライトは、超強力なマグネットで固定し、ライトの位置をアームで調整できる。。アーム部のトリプルジョイントにより、890度の水平回転と900度の垂直回転でライトヘッドを調整する。


ロボットアイデア甲子園! 大阪地区代表が決定

最優秀賞は若山湊大さん(太成学院高1年)のハンド共有化調理ロボ

「ロボットアイデア甲子園!」の大阪大会発表会が5日、大阪泉大津市の泉大津商工会議所で開催され、地区代表者が決定した。大阪地区代表(最優秀賞・泉大津市長賞)に選出されたのは、調理ロボット「ヤタリマン」を提案した太成学院大学高等学校一年の若山湊大さん。ハンドを付け替えるだけで、どのメーカーの多様なハンドでも使用することが可能となり、結果的にハンド製作のコストと時間節減に貢献できる。




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