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2024年11月11日

中堅電線5社24FY第2四半期業績


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建設電販・車載関連は堅調でも、利益面で明暗

中堅電線メーカー5社(平河ヒューテック、三ッ星、JMACS、オーナンバ、カナレ電気)の24年度第2四半期業績(一部2月期第2四半期あるいは24暦年第3四半期業績)が出揃った。その内訳を営業利益ベースで見ると、増収増益2社(黒字転換1社含む)、増収減益1社、減収減益2社となった。大型案件が豊富な建設・電販や、堅調な車載関連で追い風を受けた企業が業績を伸ばした。特に利益面では明暗が分かれた。


住友商事グループのSCSKがTOB

ネットワンシステムズを子会社化

ネットワークインフラのSIer企業であるSCSK(東京都江東区)は6日、ネットワンシステムズ(東京都千代田区)の普通株式を対象に、株式公開買付け(TOB)を開始すると発表した。TOBの買い付け価格は1株4千500円で、11月7日から12月18日まで買い付けを行う。


トップインタビュー/古河電工パワーシステムズ 大野和哉 社長

23年度営業利益は過去最高益を更新

古河電工パワーシステムズの大野和哉代表取締役社長が本紙インタビューに応じた。12年に電力関連4社が統合して誕生した同社の強みは、発電所から需要家までの送配電システム全域をカバーしていることにある。「総合電力機材メーカー」として、家庭用の送配電から、ビル、工場、鉄道などの電力供給ニーズに応えている。最重要課題に「全従業員の意識改革」を掲げる大野社長に、注力製品や中長期計画について聞いた。


住友電工決算 売上2.2兆円、営業利益1.2億円

全項目で上期過去最高を更新

住友電工の25年3月期第2四半期連結業績は、売上高2兆2千477億7千800万円(前年同期比8.5%増)、営業利益1千193億1千500万円(同77.2%増)、経常利益1千217億400万円(同2.0倍)、当期純利益757億5千500万円(同2.8倍)となった。ワイヤーハーネス、電力ケーブル、光デバイスの拡販や円安の影響により、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに上半期の過去最高を更新した。


「InterBEE 2024」11月13日(水)から開催

60回記念「INTERBEE AWARD」も開催

今年で60回を迎える「InterBEE 2024」(主催:電子情報技術産業協会)が、11月13〜15日の3日間、千葉県千葉市の幕張メッセで開催される。開催60回を記念した「INTERBEE AWARD」の他、スピーカーやヘッドフォンの視聴体験や、映画製作の最新機材や撮影技術など、来場者が実際に体験できる特別企画も用意されている。電線・ケーブル業界からは、タツタ電線、カナレ電気、パンドウイットなどが出展し、次世代放送サービスに向けた最新技術や、最新製品を出品する。


タツタ電線 電源と音声を1本で配線する複合ケーブル

パワードスピーカーの配線に最適

タツタ電線は、電源音声複合ケーブル「T-AS203PA」を「InterBEE 2024」のプロオーディオ部門に出展する。「T-AS203PA」は、電源と音声を1本にまとめて内包しているため、機材の設置・修理や入れ替え時に煩わしいパワードスピーカーの配線が一度で完了する。シールドを2重編組遮蔽構造にした耐ノイズ対策により、クリアな音声の伝送が可能で、可とう性に優れ、柔らかく取り回しが良いことから、長距離でも配線でき、スマートな設営が可能だ。


モガミ電線 プラグ付き「2524」をInter BEE 2024に出展

プラグにはノイトリック社のREANブランドを採用

モガミ電線は、エフェクター用「2524」パッチケーブルを「InterBEE 2024」に初出展する。同社の「2524」は、フラット・シャープでクセのない音質が特長。Inter BEEのブースでは、13日〜15日の全日14時〜、プロギタリストの鈴木健治さんによるデモ演奏を実施する。また、同社の「2524」や「3368」のケーブルの弾き比べ体験は、来場者なら誰でも参加できる貴重な機会となっている。




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