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2024年11月18日

大手電線4社24FY第2四半期業績


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4社とも増収増益、過去最高更新も続出

大手電線メーカー4社の24年度第2四半期業績が出揃った。全社が増収増益となっており、売上高、営業利益ともに大幅伸長、過去最高の数値も続出した。自動車の電動化、再エネの導入、生成AIの進展など、好業績の要因となっているのは、今後も需要の拡大が期待できるものが多く、各社で通期業績予想の上方修正が相次いだ。電線業界では、大手メーカーを中心に明るい見方が広がりつつあるようだ。


トップインタビュー JCAA 札本広治 会長

アルミ導体接続部の規格化を実施

日本電力ケーブル接続技術協会(JCAA)の会長に就任した札本広治氏(住電機器システム代表取締役社長)が本紙のインタビューに応じ、「これまでに積み重ねてきたノウハウや、諸先輩方が築き上げてきた成果を引き継ぎ、会員企業のビジネスの維持・発展に努める」と抱負を語った。24年度は6つの協会の取り組みを推進し、同時に電力ケーブル接続の施工現場での高齢化・省人化対策、アルミ導体接続部の規格制定にも尽力する。


古河電工が白山の株式67%取得

MTコネクタ市場でトップシェアを目指す

古河電工は7日、白山の株式を25年1月30日付けで67%取得すると発表した。白山は、通信や電力に関する接続用品や、光通信関連製品の開発・製造・販売を行っており、中でも光通信に欠かせないコネクタ部品の一つである多心型光MTフェルールにおいては世界シェア第2位となっている。


SWCC 25年3月期第2四半期業績

売上高19.3%増、営業利益2.3倍

SWCCの25年3月期第2四半期の連結業績は、売上高1千173億7千800万円(前年同期比19.3%増)、営業利益104億1千600万円(同2.3倍)、経常利益70億9千400万円(同58.7%増)、当期純利益35億7千900万円(同8.8%増)となった。エネルギー・インフラ事業が好調だったことから増収。建設関連・電力インフラ市場の好調により増益となった。


銅センター 設立60周年式典を開催

資源リサイクルや教育に注力

開会の辞では銅センターの小野直樹会長(三菱マテリアル執行役社長)が登壇し、「持続可能な社会形成にどのように銅が貢献できるか、銅資源のリサイクルの状況に関する広報にも力を入れている。銅の正しい知識を広める活動をさらに展開し、子供たちの教育の場として、夏休み自由研究コンテストなども開催した」と、銅センターの活動について語った。


SWCC MiDIPの小ロット販売を開始

ECサイト「蛙屋」で一般ユーザも手軽に購入可能

SWCCは8日、同社子会社であるSDSが運営するECサイト「蛙屋」で、多様なニーズに応えるために、高機能無酸素銅(MiDIP)の少量小分け販売を開始したと発表した。MiDIPは、銅純度99.99%(4N)以上を達成し、酸素含有量10ppmを大幅に下回る、極めて高品質な無酸素銅で、モビリティ市場や半導体分野で需要が増加している。


ミルウォーキーツール M12銅管カッターなどを発売

1回の充電で100回以上の切断が可能

「M12 53.98mm銅管カッター」は銅管切断用の電動コードレスカッターで、外径34.92、41.28、53.98mmの銅管に対応し、銅管径に合わせて自動でサイズ調整する。開放、切断、ロック機能により、反復切断時のリセット時間がスピードアップし、LEDライトを搭載した切断面確認窓付きで、作業の視認性も良好だ。




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