トップインタビュー/TOTOKU 牧謙社長
24年度の売上高は23年度比1割弱の上振れ
TOTOKUの牧謙代表取締役社長が本紙のインタビューに応じ、24年度全体の見通しについて「売上は23年度比1割弱の上振れで、利益はEBITDAという償却前営業利益でみており、23年度比で3割程度の増益になるだろう」と語った。同社は、半導体検査装置向のコンタクトプローブや自動車用のヒーター線など、細くて高品質な製品群を有している。牧社長に25年の事業見通しなどについて聞いた。
「らくらくアルミケーブル」5倍売上目指す
古河電工産業電線の平塚工場では、多種多様な電線とアクセサリーを製造している。中でも特に注力しているのが「らくらくアルミケーブル」だ。同製品について、同社は30年度に23年度比で5倍の売上を目指しており、工場内では「らくらくアルミケーブル技能訓練センター」を開設するなどさまざまな取り組みを実施している。
建設・電販は30万㌧を割り込む
電線工業会がまとめた24暦年の銅電線主要7部門別出荷数量は合計60万7千218㌧で前年から1.7%減少した。出荷数量の多い主要部門は軒並みマイナスで、主力の建設・電販は30万㌧を割り込んだ。機器用電線も外的要因から不調で、ここ5年で最も低い水準となった。通信は7千950㌧(同4.9%増)でプラスに転じ、2015年から徐々に下落して1万㌧台を割り込んだものの、ようやく回復の兆しをみせた。
図書館の所蔵をケティボットが自動案内
福井県坂井市とロボットSIerのHCI(大阪府泉大津市・奥山浩司社長)は、ロボットなど先端技術を活用した地域活性化を実現するべく、18日に坂井市役所にて地方創生に関する包括連携協定締結式を行った。第一の具体的な取り組みとして、坂井市が春江図書館においてロボット「ケティボット」による蔵書案内を検討し、同施設のシステム改修に合わせて4月からの運用開始を目指す。
喜多肇一社長は代表権のある会長に
因幡電機産業の代表取締役社長に、玉垣雅之氏が就任する。この人事は、2月25日開催の取締役会で決議され、6月20日に開催予定の定時株主総会と取締役会の決議により、正式決定する。これに伴い、喜多肇一代表取締役社長が代表取締役会長に、守谷承弘代表取締役会長が相談役に就任する。
小学生が電気や安全の職業体験
「チッチェーノ・チッタ」は、小学1年生~6年生が「子ども市民」として実際の仕事を体験できるイベントで、古河電工パワーシステムズは、初のメーカー枠としての参加となった。「地域貢献」「安全」「つづくをつくる自社技術」をベースに、子ども市民と同社社員が協力し、「サステナブル安全会議ワークショップ」を実施し、安全唱和の決定まで行った。子ども市民が集まると、簡単な会社説明の後、「同社自慢の技術紹介」を技術開発本部の芦田恭典課長、「安全会議」を全社安全担当の小山雄大氏が紹介・実施した。
2インチのPCD基板上でGaN-HEMT構造を実現
住友電工と大阪公立大学は11日、2インチの多結晶ダイヤモンド(PCD)基板上で窒化ガリウムトランジスタ(GaN-HEMT)を作製することに成功した。多結晶ダイヤモンド上へのGaN-構造の実現と放熱特性の均一性を実証し、同技術は、移動体通信・衛星通信分野での基幹デバイスの大容量化、および低消費電力化を実現する重要なステップとなる。